中国不動産最大手「黄金時代終わった」
2014/5/28
広州=桑原健】中国不動産最大手の万科企業(広東省)の郁亮総裁は、住宅価格を引き下げる動きが広がる国内不動産業界について「黄金時代はすでに終わった」と述べた。投資目的ではない根強い実需は続くと指摘しつつ、「中国に8万5000社もの不動産会社は必要ない」と淘汰が進むことを予想。不動産業界の転換点を示す発言として注目を集めている。香港各紙が28日伝えた
。
26日に広東省内で地元記者らに語った。郁総裁は、住宅価格の上昇を見込み、投資.目的で購入する時代が終わったことを強調。実際に居住する目的の根強い需要は今後15年間ほど続く可能性があるとの見方を示し、黄金時代の終わった不動産業界が「銀の時代に入った」と表現した